0022-09-04

WinMXにあたっても時代の流れには逆らえない

記事:
http://news.livedoor.com/article/detail/4936265/
について。

日本レコード協会の調査によれば、09年の音楽ソフト全体の出荷額は前年比13%減の3165億円で、うち音楽CDは同16%減の約2460億円。音楽ソフトの出荷額は99年から11年連続で前年を下回り市場規模はピーク時の約半分にまで縮小した。これは音楽のネット配信と、違法アップロードが原因とされている。

1、楽曲がつまらないものが多いから。
面白いのは当然あるんですが、総合的にみるとつまらないとかいう意見を良く耳にします。
たしかに洋楽で流行った音が日本に伝わるまで約5年又はそれ以上かかるので、時代遅れな音に聞こえるものが多いです。
つまらないのに・・・
AKBみたいに一人の客に幾つ買ってもらうか・・なんていう邪道な売り方をしてる物もあれば、
表だけ変えて、数を稼ぐのに利用される悲しいメジャーアーティストまでいる始末・・・
そういう行為自体がCD(音楽)は買う物だ!という消費者の気持ちを遠ざけるという事に気づいていないのだろう。

2、ダウンロード販売を全くしていないから。
ユーザーは著作権について理解のある人も多く、心をいためるけどCD屋、保管が面倒臭いからDLに走るという人もいるのだ。
そういう人の収入を逃しているのは自業自得。
これだけダウンロードが当たり前になっている世界でダウンロードも大事な収入源と考えないのはおかしいのでは?

これは、板(CD)を刷るのには金がかかるので、それをすべて売り切らないと気が済まない人の意見なのだ。
日本のメジャーアーティストのサイト等へ行くと買いたい人はこちらというリンクの中にオンラインダウンロード購入可能な物は殆どない。一応売っているのだけど、サイトからはCDを推奨しているのはこれが理由だと思う。



3、ネット配信を悪者と扱う時代遅れな考え方
インターネットを敵とみている時点で時代遅れ。
これをマネタイズする方法を本気で考えないで、これからどうして行こうとしているのか正直疑問。

まぁレコード会社という位だからレコードを売ろうとしているのだろうけど、そもそもレコード会社という名前&ビジネス形態にこだわっている時点で乗り遅れています。


4、違法アップロードについて。
海外では Fair Useという考え方があり、USTREAM等にカバーとかカラオケをアップしていてイメージを損ねないものなら削除申請しない風習があります。
アップロードされる=ユーザーの曲に対する強い想いの現れなので、そこをうまく商売につなげて行こうとする海外の姿勢は時代にマッチしています。


レコード会社は今こそ本来の売れそうな曲を創るアーティストをどんどん発掘するという形態に戻って欲しいのです。

今は大手レコード会社が売れそうな曲を創って、外の見かけであるアーティストを用意するという形態なのですよね。
(一部への批判です。もちろん色々な形態の方がいます)

皆が(又は特定のニッチが)楽しめる音楽をどんどん出して行かないと、音楽は本当につまらないものになってしまう。

もっと楽しめる音楽のあり方を考えて行きましょう。


9/4日から何回かに渡りアメリカやヨーロッパの配信事情等に詳しい虎岩正樹さんがセミナーをする事になっています。
日本語の情報しか読めない方には特に目から鱗の内容だと思います。ミュージシャンを始め、音楽家の生活の事を考えてくださっている暖かい心をお持ち皆様も是非ご来場ください。

下北沢 Colored Jam
東京都世田谷区北沢2-7-5
プラッツ下北沢B1
TEL 03-5454-0179

13時〜16時

http://bit.ly/cwhQWk

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Logic Pro アップル認定トレーナー
峯岸宇佐馬 Usama Minegishi
http://www.logicproschool.jp
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